「パリの石畳を革靴で胸を張ってさっそうと歩く。そんな靴を作りたい。」
その強い想いから、靴ブランドfitfitを2011年に創業しました。
当時、外反母趾気味だった私の足には、それまで愛していた「細身の美しい靴」が合わなくなり、同年代の友人たちも同じ悩みを持っていました。おしゃれは諦めたくないけれど履ける靴がない。切実です。
足の痛み、歩きやすさといった課題解決を求められる靴づくり。私にできるだろうか。悩みに悩んだ末に「リーズナブルな価格で、足当たりが優しく、履き心地がよく、女っぽさを楽しめて走れるパンプス」を目指そうと決意しました。靴を作ったこともない素人が、足について学び、専門家にアドバイスを仰ぎ、人間工学に基づいた靴づくりに定評があるメーカーとパートナーを組み、何十回もの施策を重ねた末に独自の木型とソールを開発。その後も、お客様のご要望にお応えしながら「機能とファッション」の両軸を寄せていくような靴づくりを10年続けてまいりました。